未来を創る協働:EdgeTech+2023で見る生成AIとロボットの共演

2023年11月16日、横浜のパシフィコでEdgeTech+2023が開かれました。そこで、「GenerativeAI × Robot」についての特別な講演がありました。この講演では、「製造業」「自働化」「アジャイル」「協働ロボット」「生成AI」というキーワードを中心に話が進みました。また日本で初めて、生成AIを使ったロボットと人が一緒にプレゼンをするデモを実施しました。

講演タイトル

自働化の進化形:生成AIでロボットとヒトが一緒に働く世界を創る

講演要旨

昨今製造業では、価値観の多様化による急激な需要変化に対応するために、変化に強い生産システムがますます求められています。 弊社では、以前より「ソフトウェアファースト」と「アジャイル」なアプローチによって、トヨタ生産方式における「ニンベンのついた自働化」を推進してきました。そして、さらなる進化を遂げるために、「人協働ロボット」による柔軟な工程自働化・多能工化にも取り組んでいます。

そのために、「生成AI」の活用も積極的に始めています。 本講演では、「生成AIと人協働ロボット」が柔軟に作業を実行し、工程変化に対応する具体的な事例をご紹介するとともに、製造業に限らず人とロボットが共に働く未来の社会の展望についてお話しします。

みなさまとともに「生成AIと人協働ロボット」の未来への可能性を考えていきたいと思います。

当日の様子

EdgeTech+2023での基調講演は、製造業の未来を形作る「生成AI」と「協働ロボット」の可能性を探る舞台となりました。会場は満席に加え、立ち見の方々で全周が埋まるほどの盛況ぶりでした。約100名の聴講者が、自働化の新たな地平を切り開く技術に熱い関心を寄せていました。

登壇者(左から)池田、成迫、生成AIロボット、水谷

アジャイルな対応が求められる本番環境の中、予期せぬトラブルにも関わらずメインプレゼンターは巧みな対応で会場を魅了しました。その結果として、聴講者からは期待を超える反応があり、このような形での情報発信を継続することの重要性を改めて感じさせられました。

生成AIで動くロボットがベルを鳴らす様子

今後も生成AIと協働ロボットが共に働く未来に向けて、積極的な情報提供を行っていく予定です。最後に、この日の成功は製造業における自働化とAI技術の進歩に対する社会の高い期待を示すものであり、私たちの取り組みが正しい方向に進んでいることを確信しています。

EdgeTech+について

EdgeTech+は、AI、IoT、組込み技術などの最新情報を提供する展示会で、2023年11月15日から17日までパシフィコ横浜で開催されました。会場来場者数は33,128名で、前回2022年の22,081名から大幅に増加しました。オンライン参加者数も21,862名に上り、総来場者数は54,990名に達しました。このイベントは、エッジテクノロジーと事業変革のためのキーワードを結びつけることを目的としており、多くの革新的なアイデアと技術が紹介されました。(EdgeTech+2023についてはこちら)